2009年5月30日土曜日

12人の優しい日本人

裁判員制度が今月21日に施行され、7月末以降より実際に裁判員が加わり裁判が開始される。
今まさに旬な『12人の優しい日本人』を観ました。
この映画は裁判員制度が施行される10年以上も前に製作された映画なのです。ある種10年以上も前だからこそ製作出来たのかもしれないですけどね。。。




「人間」という生き物をあらゆる側面から観察し、表現した実に人間らしい作品であると感じました。

あらゆる面で多額なお金を費やし製作した映画は非日常を味わえるかもしれない。
でも歳を重ねる毎に観たい映画に対する価値観も変わってきているのも事実。
確かに映画を観賞する時には非日常要素も求めるが、現実的で日常的でもあるのだけれど、人間らしい映画にこそ共感したり、観賞後もずっと心に響いていたりするものなんです。そういう意味でも今まさに旬な時期に観て良かったと感じる映画でした。

今のご時世、我々が物心付いた頃には想像も出来なかった事件・物事が日々起こっています。
事件・物事が起こった時には被害者と加害者が当然存在します。
その双方にその日までの人生があり、その日以降の人生もあります。
そしてその双方が必ず誰かの子であり、人間なんです。

そしてその加害者を裁く裁判員にもその日までの人生があり、その日以降の人生もあり、誰かの子であり、人間なんです。


その人それぞれの価値観で、悔いの少ない人生を過ごすこと!

4 件のコメント:

チェル さんのコメント...

コレ、昔観たコトある。
あと、コレの元になった「12人の怒れる男」というのも良かったヨ。
たしか、白黒映画だったと思うケド。
またご覧あれ♪

なん さんのコメント...

1部の事情を除き
この上なく理不尽極まりない 動機また理由で
被害にあわれた方 そのご家族
その仇討の最大級レベルの形すら 残念ながら極刑や 
無期懲役というのが いつも腑に落ちません・・・
ほんま悔しいですよね
少年法なんて お話にもなりません
テレビの中の 仕事人たちが
現代にもいればいいのにと ふと思います。

Ryu さんのコメント...

>チェル
「12人の怒れる男」もまた観てみま~す!

Ryu さんのコメント...

>なん
一部の人なんだろうけれど
日々のストレス等で優しさや
道徳が欠如してしまってるんだろうね。。。