※※※今後、読む予定の人はネタばれあるのでこれ以下読まないで!※※※
今まで読んだ本の中では一番長編であった『沈まぬ太陽』をついに読破しました。
人間の私利私欲の欲深さ、追求し過ぎるが故の醜さ、愚かさが本を閉じたくなるほどに続きます。
唯一、一度だけ電車内で読んでる最中に涙が溢れ出そうになったので閉じた事はありました。
率直に「倫理」と「人間らしさ」とはなんなんだろう?って考えさせられる作品であります。
本文の中に登場するブロンクス動物園の鏡の間に書かれている言葉
『THE MOST DANGEROUS ANIMAL IN THE WORLD』
世界で最も危険な動物
鏡の間とは檻の中の壁に上半身が写る鏡だけがかけられていて、その鏡の上にこの言葉が書かれています。
自分自身が鏡の間の鏡の前に立った時にどんなふうに感じるんだろう?!
山崎豊子氏には感服です、間違いなく正真正銘の文芸家だと感じました。
本を読んで初めて読み継がれていって欲しいとも感じました。
6 件のコメント:
以前に「沈まぬ太陽」を読んで深くずしっとくる重いものを感じた記憶があります。
前にブログに書かれていた「流星ワゴン」を今、読み始めています。
また、琴線に触れるような本がありましたらご紹介ください。楽しみにしています。
>ぽわこ
お久しぶりです。
流星ワゴンは個人的にもかなりお気に入りです♪
またお薦め本あればBlogで紹介しますね。
ぽわこさんも何かお薦めあったら教えて下さいね
沈まぬ太陽は、私のBEST3に入る小説です。
ものすごく深いですね。
どんなに追い詰められても、決して自分を
捨てない生き方に憧れています。
>大熊猫
そうですね、馬鹿な僕にはある種深過ぎたかもです。。。
どんな状況になってもブレない強い心と行動力
確かに憧れるし、そうありたいとも思います。
平岩弓枝さんの「ちっちゃなかみさん」で泣いちゃいました。
流星ワゴン良かったです。あとがきにも書かれてましたが、確かに私が男の人なら、もっと感じるものがあったのでしょうね。
その後は梨木香歩さんの「西も魔女が死んだ」を読んで梨木ワールドにはまり「からくりからくさ」「裏庭」を立て続けに読んでいます。
>ぽわこ
情報ありがとうございます!
気になったら即購入しちゃうから部屋に本がどんどん増えていってます。。。笑
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